クローゼットの適正量を知ろう!
ついつい増えてしまう服。なかなか断捨離できずに、気が付けばクローゼットがいっぱいに・・・そんな経験ありませんか? クローゼットは詰め込み過ぎると、取り出しにくくなるだけではなく、余計なシワやが付いてしまったり、風通しが悪くカビが付く原因にも。 ここではクローゼットの適正量や整理整頓の基本をご紹介したいと思います。
有効寸法で考える
クローゼットの横幅は90cm・180cm・270cmの3タイプがほとんどですが、これらの数字は設計上の壁芯の寸法で、実際の有効寸法は壁の厚み約15cmをそれぞれ差し引いたサイズになります。ハンガーの厚みを約2cmとすると75cmのクローゼットでは37着が収納出来ることになりますが、若干の余裕をみて70%の26着がそのクローゼットの収納量としては適当でしょう。冬物は厚手のものが多くかさばりますので、さらに余裕をみて50%の18着が収納量になります。着数だけで考えるのではなく、収納するのが夏物か冬物によっても変わってくる点にも注意しましょう。
収納計画の手順
収納量の把握ができたら次は収納計画を考えてみましょう。収納の基本は不用品を処分することです。不用品を処分と言っても捨ててしまうということではありません。処分するということは自分が使いやすいように並べ替えることで、あまり使わないものは奥へとしまってしまう、つまりは整理整頓するということです。必要なのか不必要なのか、使用頻度が高いのか低いのか、それをきちんと把握してふさわしい場所に収納しましょう。様々な荷物をその特徴に応じて適切な場所に収めていく、これが効率の良い収納に大切なことなのです。
整理整頓の基本
収納前の整理整頓をする方法は、まずは荷物をすべて出して要・不要品を分けることから始めます。それを種類別に分けたり使用頻度で分け、本当に使う予定のない不要なものは誰かに譲るかリサイクルショップに売って処分します。収納する際にもルールを決めておくことがポイントで、たとえばクローゼットに吊るすハンガーの種類は同じにします。これだけでクローゼットの中に統一感が生まれ、整然とした感じになります。吊るす洋服の丈も揃えることで、シャツ類、スーツ類、ロングコート類に洋服の種類がまとまり、吊るした洋服の下に空間が生まれます。普段あまり着ない服は端っこに、真ん中にはよく着る服というようにゾーンに分けて吊るすのも一つの方法です。